私が夫の異変に気付いたのは、妊娠4か月の頃でした。

彼の要望で、結婚してからはそれまで勤めていた会社も辞めて専業主婦になっていました。

結婚して2年でようやく子どもを授かった時は、彼や彼の両親もとても喜んでくれて幸せな生活を送っていました。

元々仕事気質だった彼は、妊娠が発覚してからもより仕事に打ち込みようになりました。

産まれてくる子どもに不自由させたくないとのことだったので、その気持ちが嬉しくて妊娠して心身ともに辛い時期ではありましたが、応援していました。

段々と帰る時間が遅くなり、仕舞いには会社に泊まり込んで仕事をするようになりました。土日のお休みも、家にいても寝てばかりか、会社に行って仕事をしているようなのです。流石に夫の身体が心配になり、声をかけたところ「俺はお前たちのために働いてるんだから邪魔するな!」と怒鳴り散らされました。

普通、オーバーワーク気味な人を心配して怒鳴られるものでしょうか?

それに、役員でもないのにそんなに毎日泊まり込むほどの仕事量があるのでしょうか?

不審に思った私は、ある日会社に夫が本当に遅くまで勤務しているのか確認するために夫の部署に電話をかけました。

すると、夫は定時にはもう帰宅したと告げられました。その日、夫は仕事が残ってるから今日は会社に泊まり込むと聞いていました。じゃあ夫はどこにいるのだろうと思い、電話やメールで連絡をとってみても一向に音沙汰がありません。

最近では自分の持ち物に触れられることを極端に嫌がり、カバンを手元から離そうとしません。携帯もロックがかかっていて中身を見ることはできません。日に日に強まる彼への不信感に、どうしていいか分からず途方にくれていたところ、友人から東京興信所を紹介していただきました。

相談時、私は身重であったため精神的な緊張を続かせないためにも短期間でのプランで調査をお願いしました。調査は基本的に彼の勤務中の様子を探る尾行調査をメインに日々の彼の動向を調べてもらいました。

また、それだけでは証拠は掴みづらく長期戦になる恐れもあるので超小型盗聴器も使用して調べていただきました。一般的には、超小型盗聴器とはいえビジネスバックに忍ばせるのは難しいのですが、夫のビジネスバッグは中底がナイロンの布素材で出来ており、小さな裂け目を作って押し込めば盗聴器に気付かれる可能性も高いためこの方法をとることにしました。

結果、やはりというべきか夫は浮気していました。

相手は近所にすむ元交際相手で、私が妊娠する以前に彼女のほうにも子どもがいることが分かりました。盗聴器からの会話で、彼は私との子供を認知しない。離婚すると言っていたのを聞きました。

涙ながらにその会話を聞きつつ、全てを知ったうえで彼との離婚を決めました。

調査結果はある程度覚悟していたつもりでしたが、生まれてくる子どものことまで無下に扱われているのはとても悲しくなりました。同時に、彼への愛情もさっぱりと消えてしまいました。

調査後の話し合いの際に、弁護士の方を紹介していただきました。現在、彼との離婚調停の最中です。出産間近ではありますが、これから産まれてくるこの子には私にかいないので、前向きに頑張っていこうと思います。