これは私の会社で起きた話です。

私の会社は社内恋愛に関して特に制限はなく、結婚してもパートナーと一緒に働くことができます。

妊娠・出産した女性にはそれなりの処置や対応もしてくれますし、新婚旅行や病気になったパートナーを看病するための休暇なども申請することができます。さらには保育施設まで併設されています。

結婚後も働きたいと思う女性にはうってつけの職場なので、女性社員が全体の半数を占めています。

また女性が多く、社内恋愛も可能な職場に惹かれ結婚願望の強い男性の入社も多いようです。もちろん、全員が全員そうした理由から入社するわけではありませんが、社内にはあちらこちらに社員同士で恋愛をしている姿が見られました。

私と妻もその内の一組でした。同期入社で同じチームに配属された私たちは、仕事上一緒に仕事する機会が多く、親しくなるまでにそう時間はかかりませんでした。そのうち恋愛関係へと発展し、入社から3年後に結婚しました。結婚を機にチームは離れてしまいましたが、結婚後も勤務するには好条件すぎる会社でしたので、私たちは変わらず同じ会社で働き続けました。

妻となった彼女は、別のチームでも変わらず楽しそうに働いているようでした。特に、チーム主任である上司(40代男性)とは上手く連携がとれているようで、家に帰ってから仕事の話をする時でもよく主任の話を耳にしていました。結婚したばかりとは言え、他の男性とのことを嬉しそうに語る様子はあまり気持ちの良いものではありません。私はこの頃から少しずつ彼女の上司を少し警戒するようになっていました。

騒動になったきっかけは、ある日突然起こりました。

妻と上司が2人で取引先に向かうと聞き、私は心配で仕方なく、東京興信所に妻の素行調査を依頼しました。

取引先との面談が終えた妻とその上司がその後レストランに入店したため、調査員の方が近くの席を確保し、集音機器で妻と上司の会話を録音してくれました。

後で調査員の方から渡された音声ファイルを聞いた限り、妻から聞こえる会話からは特に問題はないように思えました。

けれど、上司側からは妻を恋愛対象として見ているような節が所々見られました。妻は上司からのアプローチに気付いていないようでしたが、第三者からすればあからさまな態度でした。

私はそれとなく、他の男性社員に妻の上司について尋ねてみました。

上司自身も職場恋愛で結婚されていて、奥様は専業主婦をされていること。結婚してはいるけれど、未婚・既婚関係なく女性社員と不倫スレスレな関係になっていると噂になっていることが分かりました。

先日の会話内容や社員からの話を聞き、更に不安になり、私は東京興信所に上司の浮気調査を依頼することにしました。これには上司による恋愛関係の被害を受けた他の社員たちにも協力してもらうことができました。上司に対する調査は約1か月の間お願いしました。

上司は社内だけに飽き足らず、取引先の女性社員とも関わりをもっていたようで、現在は奥様と別居状態にあることは分かりました。私は妻にこの事実を告げ、上司とは距離を置くようになりました。また、協力してくれた他の社員たちとも相談し、この調査内容は匿名で人事部に伝えることになりました。

恋愛や結婚に関して理解ある職場ではありますが、こういったことが起きるようでは社風を変えるよう、会社に進言するべきかと悩む出来事でした。