同じ職場で出会った妻は、結婚を機に専業主婦になりました。

結婚後は私が長男ということもあり、両親や弟(独身)と一緒に私の生家で暮らすことになりました。

私の家族と同居なんて、と始めは中々同意を得られませんでしたが、両親や親族との顔合わせの際に

打ち解けてくれたのか同居に乗り気になってくれていました。

足腰の弱い母を助けるためにと、仕事を辞め専業主婦になった妻は、私が予想していた以上に両親や弟とも上手く折り合いをつけて付き合えているようでした。これには私も両親も泣いて喜びました。

これで子どもも出来れば、もっと賑やかな家になるだろうと思っていた矢先に、母が出先で階段から転倒し亡くなりました。

幸せの絶頂から一気に地獄まで落ちた我が家を支えてくれたのは、妻でした。

元から姐さん気質のある妻は、消沈しきっている父と私たち兄弟をひっぱりあげ、母の葬式から家事やらのほとんどを仕切ってくれました。ああ、この人が嫁に来てくれて本当に良かったと心から思いました。

母の葬式からしばらくして、ようやく家にも笑顔が見えてきた時でした。

妻が夜中に度々家を空けるようになり、同じ寝室で寝ることが少なくなりました。いつも妻の家事が終わるのを待って寝ていたのに、家事が一通り終わると「用があるから」と出ていくのです。

それでも朝にはいつものように台所にいて朝食を用意してくれているので、家事に差支えているわけでもないし、咎めることはできませんでした。

妻が夜の外出を始めてからしばらくして、妻が入浴中に携帯に着信が入りました。

電話が来ていることを妻に伝えるために携帯を持って風呂場に向かう中、相手は誰かと気になり、

発信元を確認しました。すると、相手は私の弟でした。

弟は昨夜から出張で家を空けています。何か緊急の用件かと思い、思わず携帯に出ると弟は元気そうな声で「○○(妻の名前)?今大丈夫??」と言ってきました。

弟は妻のことを義姉さんと呼んでいるのに、呼び捨てで呼んでいることに驚きつつも、電話の相手が私であることを伝えると心底驚いたような声と反応が返ってきました。

弟に、妻は今入浴中であることを伝えると、「分かった」とだけ残して通話を終えました。

風呂から上がった妻に電話のことを伝えると、驚いた顔をしていました。

妻を名前で呼んだことについて聞くと、冗談で言ったのだろうと妻は言っていましたが、気難しい性格の弟が冗談でも人の、それも実兄の嫁を呼び捨てで呼ぶでしょうか?

それ以降、弟と妻が一緒にいる時やどちらかが電話やメールをしている時、妻が夜外出する様が気になって仕方ありませんでした。このままにしておくのも気持ちが悪かったため、東京興信所に浮気調査を依頼しました。何もないことを祈っていましたが、現実は残酷でした。

妻と弟は、夫と義父も同居するこの家の中で関係をもっていたのです。

妻が夜な夜な外出していたのも、帰りが遅い弟と外で待ち合わせてデートをしていたからでした。時には外出せずに家の中で弟と行為に及んでいたことも分かりました。

言い逃れできないような内容の証拠の写真や動画を見せられ、現実なのだと思い知らされました。

これらの証拠を弟と妻と父の前で見せたところ、妻は号泣。弟は父に殴られ、私に土下座して謝ってきました。当然、私は許すつもりはありません。妻も同じです。

どうして夫も暮らす家の中で、夫の弟と関係をもってしまったのか。関係をもとうとしたその神経が信じられませんでした。聞けば二人とも、初めての顔合わせのときから互いに一目ぼれだったこと。同居に乗ったのは弟と一緒にいれると思ったから。私(夫)のことが嫌いになったわけではないけれど、お互いに我慢できなかったこと。聞けば聞くほどに頭が痛くなりました。

この日を以て、私は妻と離婚。弟とは絶縁し、2人には慰謝料や裁判沙汰を起こさない代わりに家を出て行ってもらうことになりました。今、あの二人がどこで何をしているのかは知りません。私は今回の一件から、もう二度と結婚はしない・したくないと思うようになりました。