素行調査とは、ある特定の人の行動を調査することです。
素行調査の中でも、”浮気”が疑われる人の行動を調査することを浮気調査とも呼びます。また、子供が学校帰りに非行行動をしていないかを調べることを非行調査と呼ぶこともあります。
このように素行調査というのは、あらゆる行動調査全般を指す調査と考えれば良いでしょう。
ここでは、素行調査を探偵に依頼する前にみなさんが知っておいた方が良い注意点やメリットデメリットなどについて現役探偵が解説していきます。
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素行調査を行う上で守るべき3つの注意点
素行調査に関するご相談・ご依頼をお受けする時、度々ご指摘させていただくことがあります。
調査は依頼者の方のご協力なくして成功はありません。これから調査を依頼しようか考えられている方へ、調査をよりスムーズに、確実に行うためにご用意頂きたいものをご紹介します。
1.ターゲットに関する正確な情報
調査を行うにあたり、調査対象者(ターゲット)のことが分からなければ調査は行えません。
「多分~だったと思う」「確かこんな顔だった気がする」など、曖昧な情報で調査を始めて失敗に終わる。なんてこともあります。
調査を依頼する際に最低限ご用意いただきたいのは以下の通りです。
- ターゲットの名前(フルネームで漢字・読み仮名が分かれば尚よし)
- 生年月日
- 出身地、現住所
- 勤務場所(勤務中の様子が分かるものがあれば尚よし)
- 顔写真(なるべく最新のもの)
3.調査費用や期間の設定
素行調査に限らず、全ての調査において最初に確認されるのは【料金】についてです。
調査料金は、基本的に調査日数に比例して出させて頂いております。できるだけ低料金で調査を依頼したいという方が多く、調査日数を短く設定される方がいます。
もちろん、その期日内に成果を出すことができれば一番ですが、依頼内容によっては数日は頂く場合がございます。料金は基本的に前払い制のところが多く、ご予算ギリギリの設定で依頼したものの、成果が得られず無駄骨だったという方も中にはいらっしゃいます。
ご予算内で確実に成果を出すために、調査に使用できるご予算の明確な提示をしていただくことで、無理なく調査を進めることができます。
稀に、こちらの都合を聞かず一方的に調査期間や費用をゴリ押ししてくる業者もいますので、料金の過払いを防ぐためにきっちりと把握しておきましょう。
また、細かい料金設定などは事務所ごとに異なる場合がありますので、事前にお電話やホームページなどで確認し、ご予算を決める参考にされるのもよいでしょう。
3.調査の目的を明確にする
稀に、調査終了後に○○のことまでは調べてないんですか?と依頼をお受けした時点で伺っていない内容の調査結果を求められることがあります。
例えば、彼が浮気をしていないかの素行調査の依頼のはずが、彼のご両親の好みや勤務先の経営状況など依頼内容から逸れた内容までお調べすることはできません。
我々は、調査のご依頼を受けることで素行調査や身辺調査を行うことができます。
ご依頼なしに一般人の方のプライバシーに関して調査することは法律上禁止されています。
もちろん、依頼内容と関連がある場合はお調べすることもあります。
調査の依頼をされる際は、
- いつまでに(期間)
- 誰が(ターゲット)
- 何を(目的)
- どこで(場所)
- しているのか(行動)
をはっきり決めておきましょう。良い調査・良い結果は、両者の信頼の上に成り立ちます。
面倒かと思われるかもしれませんが、手をかけたほど良い結果が生まれます。ご参考のうえ、ご協力をお願いします。
素行調査のメリット・デメリット
素行調査はお金さえ払えば欲しい情報が入るので、依頼者にとってメリットしかないと思われる方もいます。けれど、素行調査にもちゃんとデメリットはあります。ただ、これをデメリットとしてとらえるかどうかは依頼者次第というだけなのです。そこで今回は、素行調査のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
自分で調べなくていいので時間を有効に使える
普段通り過ごしながらも調べることができる
専門の業者に依頼するので、ある程度しっかりした成果がだせる
自分で調べられるものよりずっと精度の高い調査結果が期待できる
調査対象と調査内容をこちらの一存で決められる
―あくまでこちら主導で調査を行うことができる
いざという時、裁判や調停でも使用できる証拠を集めてもらうことができる
例:浮気の現場写真、浮気相手と撮ったプリクラ、本妻がいる証拠としての戸籍のコピー
守秘義務があるので自分以外に調査のことを知られる心配がない
調査中から終了後もターゲットに気付かれることがない
デメリット
調査に日数がかかる分、料金もかかってくる
例:中々証拠が出ずに期間を伸ばし続けていたらトータルで100万を超えてしまった
調査結果が予想したものと異なることがある
例:浮気を疑っていたのにシロ(無実)だった
状況によっては調査中止の可能性がある
ターゲットに感づかれて警察を使って警戒してきた場合
調査結果が如何なるでも報告を聞かなければならない
予想以上に辛い調査結果やその証拠が却ってトラウマになる場合がある
メリット・デメリットのまとめ
以上が、素行調査に関するメリット・デメリットになります。
メリットとほぼ同じくらいデメリットもあります。また、調査を行ったことをターゲットに話す人も滅多にいないので自分で一生調査に関する記憶や感情を抱え続けなくてはなりません。
共感できる人がいないのは辛いですが、そうするだけの価値ある情報を得ることができたと思いポジティブに生きるか。どちらを選ぶかはあなた次第です。
素行調査についてのQ&A
Q1.素行調査ってなに?
素行とは、普段の行いのことを指します。つまり、普段の行いの様子を調査するのが素行調査です。
Q2.どんなことを調べるの?
依頼者と血縁関係、交友関係、職場関係、交際関係にあるなかで気になる人について調べます。例えば、父親の再婚相手について調べたり、養子に迎えるこどもの素性を調べたりします。
Q3.どうやって調べるの?
まず、調査対象者(ターゲット)について依頼者から情報を提供してもらいます。この情報を元に、ターゲットを尾行や張り込みをし、あるいは簡単な接触を図りターゲットに関する聞き込みを行います。
Q4.調査料金はどのくらいが相場ですか?
各事務所によりますが、調査員1名1時間あたり5,000円~7,500円になります。
依頼上、調査に車が必要なら1~2万円(1日当たり)請求するところもあれば、無料オプションのなかに含まれるところもあります。
調査内容や期間によっては、下手に延長料金を頼むよりも長期間のパック料金で依頼したほうがコストを抑えることもできます。
Q5.一度に複数の人を依頼することはできますか?
はい。可能です。しかし、その場合は調査人員や期間を増やさなければならないので、1人分の調査料金の2倍がかかると考えていてください。
Q6.調査終了後、その結果を元に別の調査を依頼することはできますか?
はい、可能です。素行調査を希望される方の約半数は、別の調査を行うことを前提に依頼されています。事務所によってはセットプランを立てて割安で利用できるところもあるようです。
Q7.素行調査の対象者に制限はありますか?
基本的に日本国籍の日本在住の方を対象としております。国外となるとあらゆる制限がでるためす。調査可能範囲は各事務所で異なります。また、年齢制限はありません。