中学の娘の教室での窃盗事件。まさかの犯人だった【素行調査実例】

娘様の通う学校のクラス内で頻繁に起きる窃盗の犯人を特定するために依頼された素行調査です。
(相談者:東京都葛飾区在住 パート勤務 45歳女性)

娘の同級生が犯人と予想しての素行調査

中学に通う娘のクラスで、盗難が流行っているようです。

最初はヘアピンや消しゴムなど小さなものから始まり、今では教科書や体操服までも盗難被害に出始めました。学校側も警備を強化したり、見回りを増やしたりしてくれたようですが犯人は捕まるどころか悪化の一途をたどります。

そしてある日、娘が犯人を見たと言うのです。同じクラスの男の子で、いつもクラスの隅でゲームをしている子が、娘のカバンを漁っていたところを目撃したのです。

その時はただただ驚いて、そのまま帰ってきてしまったので何を盗られたのかまでは分からないと。

それでも、娘の荷物を無断で漁っていた事実には変わりありません。

私はすぐに夫に相談し、警察に届けようと言いました。けれど夫は、証拠もないのに届け出ても受理してもらえるか分からないから、まずは証拠を揃えようと言いました。そうした経緯で、東京探偵興信所適正化協会に素行調査を依頼したのです。

娘に限らず、クラスの生徒の荷物を無断で漁り、盗難するような行為は決して許されるものではありません。私と夫は大変憤りを感じながら素行調査の結果を今か今かと待っていました。

調査終了の連絡をうけ、自宅に東京探偵興信所適正化協会の調査員の方をお招きして素行調査の結果報告をしてもらいました。

盗難事件の犯人はやはり娘が目撃したという同級生の男の子でした。ですが、犯人は1人ではありません。娘の担任(20代後半男性)も協力していたことが分かりました。

担任の先生は、高校合格を条件に同級生の彼に女子生徒を中心に持ち物を盗ってこさせていました。そして盗ってこさせた小物や体操服などはショップに持ち込み販売していたことまで分かりました。

娘や他の女の子が着ていたものを転売させられていたと聞き、娘は泣き叫び、夫は怒り狂いました。

もちろん私も許せません。学校側にこの事実を告げ、担任と同級生の解雇・退学を申し出ました。

娘の担任は、明るく生徒のことを気にかけてくれる人だと聞いていただけに同級生は皆一様にショックを受けていたようです。

まさか素行調査で真犯人を見つけることができるとは思いませんでしたが、娘にこれ以上被害が及ぶ前に解決できてよかったと思います。