得体のしれないお見合い相手をやっぱり信用できない【身元調査実例】

結婚適齢期をすぎても結婚する気配を見せない依頼者を案じたご親戚の方が用意されたお見合い相手の身なりや言動に不信感を抱き、調査を依頼されました。
(東京都墨田区在住 会社員 30代女性)

親戚が連れてきたなんだか怪しいお見合い相手の素行調査

社会に出てからずっと脇目もふらずに仕事ばかりしていた私に両親は呆れています。

私は一人っ子ですし、いつかは両親に孫を抱かせてあげたいとも思いますが今は仕事が楽しくて仕方ないので、もうしばらくは結婚をする気はありません。

それは両親には伝えていますし、納得してもらっていたのですが、ある日、滅多に顔も合わせない遠縁の親戚から見合いをしないかと連絡が入りました。

相手側の情報は以下の通りです。

  • 相手は取引先の息子で結婚相手を探していること。
  • 齢は3つ上で、父親が経営する会社の役員をしていること
  • 家庭的な女性を求めているので、結婚後は家庭に入ってほしいこと

親戚曰く、ただ会ってみてくれるだけでもいい。見合いの席を用意しなければ会社の存続に関わる。と半ば脅しをかけられましたが、身内の顔を立てるためにも会うだけなら、と了解してお見合いすることになりました。

お見合い当日、親戚に指定された店で相手を待っているとスーツを着崩したホストのような出で立ちの男性が目の前に現れました。互いに名前を確認すると、このホストのような男性が今日のお見合い相手であることが分かりました。

親戚から聞いていた話と、そこから予想していたイメージと大分ずれていたので失礼ですが人違いではないのかと思いました。それでも一応は約束ですから、相手の男性と用意されていた

食事をしつつお見合いを続けました。食事中のマナーや会話の仕方、全ての仕草はとてもじゃないですが会社役員を務める方の態度ではないと感じました。

お仕事の話を聞いても、曖昧にしか答えないところをみると勤務対態度も不真面目な印象を受けました。食事が終わると連絡先の交換を求められ、交換を終えるとまた連絡するといってこの日は別れました。そして翌日から、怒涛の電話やメール攻撃が始まりました。

お見合いでの彼の態度や連日続くメールや電話の内容から、少なからず好意を持ってくれているのは分かりますが、それも本当かどうか怪しく感じていました。

そのことを両親にも伝えると、気になるなら調べてもらったほうがいいということになり、東京探偵興信所審査協会に加盟する探偵社に調査を依頼することになりました。

調査には、見合いの席で本人からある程度の情報は得ていたので、それらを参考に調べて頂き、1週間後に両親と一緒に調査結果を聞きました。

親戚が勤める会社と取引関係になる会社の役員であることは間違いなかったのですが、実際に役員らしい仕事をしているわけではなく、普段は碌に出社もせずに市場調査を称して競馬やパチンコ、居酒屋やクラブへ通い詰めていることが分かりました。さらに、調査中彼の横には常に女性が」いたこと(しかも全員違う人)から、女性関係の派手さも感じられました。

ここまで分かればお見合いをお断りする理由としては十分です。

親戚にもこの旨を伝えると、あちらも知らなかったのか驚いていました。私がお見合いを断ることを告げ、了解をもらいその日のうちにメールでお断りの連絡をいれました。

その後も数日は連絡が入りましたが、こちらとしてはできるかぎり関わりたくはなかったので全てスルーしていると徐々に落ち着いてきて、今では連絡はありません。

身内のために受けたお見合いでしたが、今回のような思いをまたするくらいならもうこのまま独身でもいいかと考えてしまう出来事でした。