旦那様の部下である男性社員が、出勤から退社まで、果ては休みの日まで旦那様と一緒に行動しようとするのを不審に思った奥様からの身元調査のご依頼です。
(東京都江東区在住 主婦40代女性)
夫の周りにいつも現れる男性社員は何者かを知るための身元調査
夫が勤める会社に、大学時代の後輩であるBくんが入社したことから全ては始まりました。
当時夫は、教育係としてBくんたち新入社員を指導していました。
約1か月続いた研修期間中、同じ大学のサークルに所属していた夫とBくんはすぐに親しくなり、偶然にも同じ部署・同じ班に所属されたことで一緒に行動する機会が増えていきました。
我が家にも何度か遊びに来たり、休みの日には我が家とBくんでどこかに遠出することもしばしばありました。そこまでならまだ仲の良い先輩後輩で済んだのですが、Bくんは次第に夫へ依存するようになりました。
出勤時には自宅まで迎えに立ち寄り、職場では何をするにも付き従い、帰りも自宅まで送り届け夕飯を食べて帰るようになりました。今のアパートから自宅近くに引っ越そうかなと言っていたと夫から聞いた時には耳を疑いました。
Bくんの夫依存症は、更に悪化していきました。
会社がある平日にはモーニングメールかモーニングコール。就寝する時間帯にはおやすみなさいのメール。休みの日には自宅に押しかけ夫を連れだし、二人で外出しようとします。
夫が先約で家にいない時には、自宅周辺をグルグル歩きまわり夫の帰りを待っています。
いい加減気味が悪くなってきた私は、夫にBくんに自宅に来るのを止めるよう求めましたが毎朝送り迎えしてもらえるのは楽でいいじゃないかと言って止めてくれません。
これはBくんの行動が以上であることを証明するものを見せないと夫には通じないと思い、Bくんの身元調査と素行調査を依頼しました。調査を依頼してから一週間で証拠は出揃いました。
Bくんは、元々同性愛者・父性愛者の傾向があることが分かりました。
夫には大学時代から特に面倒を見てもらっていたこともあり、尊敬や憧れの念から次第に愛情へと変わっていったのだろうと調査員の方から伺いました。
このことを夫に告げると、夫はBくんと距離を置くことを決めてくれました。
しばらくはメールや電話も続きましたが、夫がはっきりと拒否する意思を見せると、Bくんからの連絡はぱったりと止みました。
夫はBくんのことを本当に可愛がっていたので、もう少し遅ければBくんに取られていたかもしれません。そうなる前に、早めに対処することができて良かったと心底安堵しています。