ストーカーをする人の心理とは?ストーカータイプの見分け方

ストーカーによる被害、つまりストーカー行為とされる行為の全てに統一性はなく、大まかではありますがタイプごとにパターン分けされています。

そうしたストーカー行為を参照にストーカーの心理を分析し、いくつかのパターンに分けたものをご紹介します。

INDEX

精神型

何らかの原因により精神を病んだ人物によるもの。この人物が抱く恋愛や人間関係に関する妄想と現実が混在し、実際にストーカー行為を行うことで自分の世界観が正しいものであるとしている。例として、強い憧れを抱く芸能人や有名人に対し一方的なストーカー行為に及ぶことが挙げられる。

妄想型

妄想によりストーカー行為を行う。妄想している以外の部分では変わった様子は見られないために一見して犯人として特定しづらい。過去に交際関係にあった人物、または恋愛感情を抱いている人物と現実世界では成しえなかった言動を妄想の世界で行う。妄想の世界では自分に都合のいい世界観を作り上げることが可能であるため、実際に現実世界で行動に移す時にはより綿密な計画を立てて行為に及ぶことが可能である。精神型と同じく、実際には関わりのない芸能人、または無関係の人物へのストーカー行為に及ぶこともある。

被害妄想型

自己愛が強すぎる故に他人から受けた言動に過剰に反応し、妄想による思い込みからストーカー行為を行う。例えば、以前交際関係にあった人物は冗談でとった言動を深読みしすぎてしまい、人権と名誉を傷つけられたとして一方的にストーカー行為を行ったケースがある。このパターンのストーカーは、自分のことを第一に考えて判断・行動をするため相手の立場に立った行動をとることが難しいとされている。

自己中心主義型

自分の感情または欲望を押さえることなく、相手に一方的に押し付ける言動を行う。

独自の偏見とその時々の感情から行動を起こし、相手を自分の所有物のように扱う傾向がみられる。束縛し、独占することで相手を独占することを快感としている。自己中心的な感情で行動しているので、相手の立場に立って物事を考えず、むしろ相手も自分と同じ感情・考えを持たせ、自分がすることに対し強引に同意させようとする。このパターンは、凶悪または冷酷な犯罪者に多くみられる傾向がある。