ストーカー対策にはストーカーについて知ることから始めましょう

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ストーカーとは

そもそもストーカーとはどういったものであるか、ご存知ですか?

ストーカーとは、特定の相手に対し良い印象を持たれていない。または嫌悪の対象である人物が執拗な執着をみせる行為を行うことです。

例えば、以前交際していた人物のことが忘れられず執拗に電話や手紙が送りつけたり、待ち伏せをしたりする行為もストーカー行為です。

また、ストーカーは英訳するとstalkerとも呼びます。

Stalkという単語は、「<敵または獲物>に忍び寄る」「そっと<…>の跡をつける」

と言った意味合いをもっています。こうした行動を継続的に行うものをstalker(ストーカー)と呼ばれています。日本ではそれまで執拗な執着を見せる行為をする人物を不審者または変態人物などと呼ばれていましたが、1990年代以降「ストーカー」という呼称で定着したとされています。

ストーカーをする理由は?

ストーカーに及ぶ理由は個々によって異なりますが、大まかなパターン分けとして3つ挙げられます。

1つは恋愛型

好きな相手または別れた元恋人に対する行き過ぎた恋愛感情が原因で起こるものです。好きな相手に自分の存在を主張したい。自分だけを見てほしいという強い気持ちだけで行動しているので、ほとんどのストーカーは自分の行動が犯罪であることを認識していないため、話し合いでの解決が難しいパターンです。

2つめは復讐型

これは恋愛のもつれから一方的な復讐心を抱いて行動に起こす場合と、仕事や家庭、金銭面で恨みを持つ相手へと起こす場合があります。恋愛関係からの復讐型は、相手に対し実力行使で復讐することもあり、身の危険があります。また、もうひとつの場合ではストーカーの一方的な思い込みによるものから起こることがほとんどで、相手はストーカーの犯人と面識をもっておらず、ストーカーを特定しづらいという難点もあります。

3つめは快楽型

これは、相手や手段を選ばずストーキングすることで相手の反応を楽しむという己の快楽を追及したいがための一方的な行為です。たまに見聞きするストーカーに関するニュースの中で、犯人が被害者の隣室に住む無関係な人物だったと報じられることがありますが、これがそう(快楽型)です。または、勝手に自室に侵入しストーカーが部屋に入ったことが分かる痕跡を残し、帰宅した相手の反応を見て楽しむ。というのも、快楽型の特徴的な行為と言えます。