妻の浮気調査事例を2つ紹介!探偵依頼の経緯から調査の重要ポイントまでわかる

INDEX

妻の浮気調査事例①

【妻の浮気調査を依頼するに至った経緯】

依頼者(夫)とその妻は夫婦共働きの家庭で、子どもは高校生が一人、くしくも受験を控えていた。夫は昨年から単身赴任の生活を送っており、関西在住。都内のマイホームでは息子と妻の二人が生活している状況であった。

久しぶりに長期休暇が取れた夫は、妻と息子を驚かせようと、あえて連絡をすることなく都内の自宅に戻った。帰宅時にはすでに深夜に差し掛かっていたが、家には妻の姿がない。息子に話を聞くと「最近残業ばかりで帰宅が遅い」旨を知らされた。

その日、妻が帰宅したのは夜中の2時。そもそも残業の必要性があるような仕事ではないはず(パートの事務員)なので、遅くに帰宅した理由が気になった。依頼者が理由を尋ねると、妻の態度に焦るような素振りが見られたため、そのこともまた不審に思われた。妻の就寝後、まさかとは思いながらも携帯電話を調べてみると、見知らぬ男性からのメール、着信履歴が残っていた。妻の浮気を確信した依頼者は、浮気相手の男性の身元調査を依頼した。

【妻の浮気調査の内容】

普段、関西に在住している依頼者は、「関西から依頼ができて、都内で調査が実施できる」という理由をもとに当社への依頼を決意。調査の予定は2週間で、1週間経過した時点での中間報告(レポートの提出)を希望した。よって、当社は都内で妻の素行調査を開始し、1週間後に関西の協力企業(興信所)を介してレポートの提出、中間報告を行った。

依頼者が妻の携帯電話を確認した時点で、浮気相手の氏名、電話番号は判明していたので、当社はその情報をもとに男性の身元を特定。ただし、依頼者の妻とどのような形で知り合ったのか、その事実関係を探るため、並行して妻の身辺調査、尾行も行った(ちなみに浮気相手の男性と依頼者の妻は職場が異なり、共通の友人など背後関係も不明であった)。

当初、調査は難航し、中間報告の時点では男性の身元を特定できたに過ぎなかった(週末に二人が密会することもなかった)。依頼者は妻と男がどのような形で知り合ったのか、どのくらい関係を続けているのか、詳細な情報を希望した。よって、当社はスタッフを増員し、尾行による調査に加え、聞き込みによる調査を開始した。

聞き込みは当社の名を伏せる形で実施され、男の友人や隣人、親族にまで及んだ(雑誌社による取材という形をとった。男は企業を経営していたので、情報提供者が取材を疑う様子はなかった)。結果、依頼者の妻が半年ほど前から男の自宅に出入りしていること、両者の接点がゴルフのレッスン教室
にあることが判明した。

当社からの報告を受け、依頼者は二人の関係を解消するよう、妻に要求。浮気相手の男性については、当社の仲介のもと、警告、および慰謝料の請求を行なった。最終的には双方で弁護士を立てる形となり、慰謝料50万円の支払いで和解(裁判所の介入を得ず決着)することとなった。

【妻の浮気調査 ここが重要ポイント!!】

さて、このケースでは夫である依頼者が妻の携帯電話を調べた時点で、浮気の事実そのものは判明しています。また、夫の側には離婚をする意思も無いため、あえて不倫の物的証拠を確保する必要もありませんでした。その代わり、

・二人がいつから関係を持っているのか

・どのような形で知り合ったのか

という二点についての調査を依頼されています。直接に妻から話を聞けばすぐに分かることなのですが、一人息子が受験を控えているということもあり、あえて波風を立てたくない、という思いがあったようです。また、妻の性格からして、素直に答えるとは思えない、ということも仰っていました。

調査内容はいずれも過去に関わる事柄ですから、尾行や張り込みによって情報を収集することはできません。よって、当社では男の身元を特定できた段階で、異なる調査方法(聞き込み)に移行しました。スタッフを増員する必要がありましたが、当社は追加費用を一切請求しない料金体系を組んでいるため、当初の見積り金額から料金は増額していません。

中間報告の際には、関西へ赴任している依頼者の立場を考慮し、当社と連携している支局の興信所よりレポートを提出、経過を説明させていただきました(依頼時は関西の支局から通達を受け、都内で調査を行うという、逆の流れを踏んでいます)。依頼者が遠方にいる場合や、調査地域が広範に及ぶ場合、しばしばこのような形で協力企業(探偵事務所など)と連携することもあります。ご希望であれば、郵送にて報告書をお届けすることも可能です。

調査後、慰謝料の請求に際しては、当社と取引のある弁護士を紹介させていただき、最終的には和解に至りました。浮気相手の男性には当社からコンタクトを取り、「もう二度と会わない」という旨の誓約書を確保しています。

妻の浮気調査事例②

【妻の浮気調査を依頼するに至った経緯】

依頼者(夫)とその妻は結婚15年目、子どもにこそ恵まれていないものの、ごく平穏な夫婦生活を送っていた。妻は専業主婦として家事全般を担っていたが、一方で依頼者は普段から仕事が多忙で、二人の生活時間はすれ違いがちであった。ただ、そのことが夫婦仲を悪化させるようなことはなく、夫婦喧嘩などもほとんどなかった。

しかし、妻は突然に家を出てしまう。簡単な書置きが残されていたが、家を出る理由については直接触れられておらず、行き先も不明であった。依頼者は仕事の都合上、最近特に留守がちであったが、それだけで家を出るとは考えられなかった。友人や親族に連絡するなどして懸命に行方を探すものの、具体的な情報を得ることができず、妻は行方不明の状態となってしまった。

1週間後、妻から連絡が入り、離婚をして欲しい旨を告げられた。依頼者は詳細な説明を求めたが、妻は自身の所在、離婚の直接的な原因については明言を避けた。ただ、いかに生計を立てているのか気になった依頼者が「生活は大丈夫なのか」と尋ねると、「サポートしてくれる人がいる」という答えが返ってきたため、愛人の存在が疑われるようになった。再三に渡って話し合いの場を持とうと持ちかけたものの、妻が拒絶を続けるため、自力での対応に限界を感じた依頼者は、当社に妻の行方調査と浮気調査を依頼した。

【妻の浮気調査の内容】

このケースにおいては、依頼者の妻の所在が分からないため、まず行方調査から実施された。以前に生活の拠点となっていた実家周辺を調査したところ、妻の親族を経由して、有用な情報を得ることができた。結果、調査範囲は一気に関東全域にまで拡大したが、協力企業も含め、全国の興信所のネットワークを展開し、3週間後に所在を突き止めた。

次いで身辺調査を行い、依頼者の妻が男性と同居していることが判明した。さらに、依頼者に男性の写真を照会し、この男性が依頼者夫婦の共通の友人であることも確認。妻とは家を出る前から関係を持っていた疑いが濃厚となり、当社は事実関係を確認するため、男性に直接コンタクトを取った。男性は別居前から不倫の事実があったことを認め、当社はその念書を確保した。

調査の内容を報告したところ、依頼者は夫婦関係の修復が困難であると判断。当社と弁護士のサポートのもとで、離婚の手続きに入った。依頼者は慰謝料の請求などは行なわなかったが、離婚の直接の原因は妻の不倫にあるということで、法的な決定は終始、依頼者に有利な形で行なわれた(分与する財産などは大幅に減額された)。

依頼者の要望で、協議に向けて複数回話し合いの場を持つことなり、離婚は円満な形で成立。当社のセッティングのもと、協議は常に第三者(弁護士)の同席を得て行われた。

【妻の浮気調査 ここが重要ポイント!!】

浮気調査はケースバイケースで柔軟な対応を迫られます。当案件では、妻が家を出たため、まずその所在確認(行方調査)から開始しました。このように、浮気や不倫が原因で対象者(配偶者)が家を出てしまうという例は多く、浮気調査はしばしば行方調査と並行して行われます。慰謝料を請求する場合も含めて、離婚手続きを行う際には相手の所在を把握しておくことが前提となりますから、行方調査は浮気調査の第一歩だということができます。

その後の経過次第では、調査範囲が全国規模に及ぶこともあり、浮気調査も難航する可能性が少なくありません。配偶者の行方が分からない場合には、当社をはじめとして、全国規模の情報ネッワークを有する探偵事務所・興信所に依頼を検討してみましょう。

調査対象者の所在が確認できたら、次は素行調査を行います。愛人の有無を確認し、仮に愛人がいた場合には、両者の関係がいつから続いているのか、その事実関係を把握しなくてはなりません。別居の前からすでに不倫関係にあったことが分かれば、依頼者により有利な立場で離婚手続きを進めることができます(親権の確保、慰謝料や財産分与の増減など)。

配偶者が家を出ている場合、話し合い(協議)の場を持つことが困難なケースも少なくありません。当事者同士が向き合うと感情的になりがちなので、できるだけ第三者を交えた形で協議にあたるのが望ましいといえるでしょう。ご希望であれば、専門家(弁護士など)を代理人にして、当事者同士が一切顔を合わせることなく手続きを進めることも可能です。