お金を貸してくれた友人を探してお金を返したい【行方調査実例】

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【相談内容】

依頼者(40代男性)はかつて事業に失敗し、金銭的な苦境に陥った折、友人から約150万円の現金を借りた。返済の見通しは全く立たなかったものの、友人が依頼者に寄せる信頼は厚く、特に返済を迫るようなこともない。借り入れを受けたまま数年が経過し、その友人は遠方に転地してしまう。ようやく依頼者の懐に余裕ができた頃には、行方が分からなくなってしまっていた。親友からお金を借りたままでは申し訳ないと、男性は当社に旧友の所在確認を依頼した。

【調査内容】

依頼者と調査対象者は高校時代の同級生であったため、当社は学校の周辺地域、同窓生から情報収集に着手。ただし、対象者の両親はすでに他界していたため、有力な情報源を見出し難い状況であった。そのため、対象者の氏名をもとに全国のデータベースに照会手続きも行なった。両者の間で音信が途絶えてから10年以上の歳月が経過していたため、当初調査は難航も予想されたが、対象者のかつての勤務先から、現在の所在に関する有力な情報を入手。この時点である程度調査範囲が絞られたため、聞き込み作業は当地の支局スタッフへと引き継がれた。

最終的にはのべ数十人のスタッフを調査に投入する形となり、地道な聞き込みが1ヶ月近くに渡って行われた。基本的には、人探しに関する探偵業務は人材が肝要な仕事であり、やはり全国的なネットワークを有する調査会社がその強みを発揮する。当事例においてもローラー作戦に近い徹底した調査スタイルが功を奏し、対象者の発見に至った。

【調査結果及びその後】

対象者は友人に金を貸したことは覚えていたが、やはり返済を求める意志はなかったという。しかし、現在は依頼者が経済的に回復していることを知り、そのことを喜ぶとともに快く返済の申し出に応じた。以来、依頼者とその友人は旧交を温め、かつての友情を取り戻したという。依頼者と調査対象者の双方から感謝の言葉をもらい、当案件は調査終了となった。

旧友の所在調査に関しては、「分かるのは名前だけ」という事例も多く、場合によっては調査が長期化する。相応に費用も生じるため、何となく会いたい、という程度の気持であるならば、当社としてもあえて依頼を推奨することはできない(もちろん、当事例のように、かけがえの無い友人に会ってどうしても伝えたいことがある、果たしたい約束がある、というような場合にはぜひご依頼を検討されたい)。

行方調査・人探しの成功率を高め、調査期間を短縮するためには、依頼者からの情報提供も重要である。どんな些細な情報でも構わないので、ご依頼の際にはできる限り調査員のヒアリングに協力して頂きたい。その点を踏まえるなら、クライアントとの打ち合わせを綿密に行う探偵や興信所は、優良なサービスを提供している可能性が高いといえるだろう。当社は依頼に至るまでの問い合わせや相談、あるいは調査後の対応については、多くを無料で実施しているので、できるだけ詳細にお話をお願いしたい。