夫が知らない間に勤務先を自主退職していた【行方調査実例】

【相談内容】

依頼者(妻)は専業主婦で、調査の対象者(夫)は大手の卸売メーカーにサラリーマンとして勤務。結婚して約10年、子どもにこそ恵まれていないが、特に大きな問題もなく平穏な日常を送っていた。ところが、ある日突然に夫が家を出てしまう。依頼者は夫が家出するような原因については全く心当たりがなく、当初はかなり困惑したらしい。夫の勤め先に問い合わせたところ、1週間ほど前に辞職した旨を知らされる。あるいは事故の可能性を考えていた依頼者も、この事実を知らされて夫が意図的に行方をくらましたことを確信。事情を友人に相談したところ、興信所、あるいは探偵に調査を依頼するようにすすめられ、当社の支局に問い合わせた。

【調査内容】

まず対象者の勤め先からヒアリングを行い、解雇ではなく自主退職であること、仕事上のトラブルの有無を確認した。勤め先を解雇された男性は、家族の行く末を悲観して突発的に家を出てしまうことがあるが、この案件に関してはその可能性が否定された。依頼者からも詳細に話を聞いたが、家庭内でも大きなトラブルは無かったという。よって夫婦の不和も直接的な原因ではないらしい。身辺調査を行った限りでは、多重債務の形跡なども無かった。

当初、調査は難航したが、依頼者のもとへ友人から夫の目撃情報が寄せられ、事態が進展。目撃された場所を中心に調査範囲を限定し、アパートやマンションの借主を調査。結果、対象者の所在が判明する。直接本人を確認するために張り込みを行ったところ、対象者は深夜に女性と帰宅。にわかに愛人の存在が浮上した。

依頼者に調査の経緯を説明し、当社は浮気調査に移行。数日間に渡って尾行・張り込みを行い、対象者と女性が同棲状態にあることを確認、具体的な証拠(写真)を確保した後、依頼者から再度了承を得て、対象者(夫)にコンタクトを取った。

【調査結果及びその後】

夫は浮気の事実を認め、妻に対しては謝罪の念を口にしながらも、復縁するつもりがないこと、離婚の手続き(不貞行為の責任)を回避する目的で家を出たことを明言した。聞けば、愛人との関係は数年に渡って継続していたそうで、いつかは夫婦関係を解消しなくてはならない、しかし話を切り出すことができずに思い悩んでいたらしい。

調査結果を報告したところ、依頼者も離婚には同意した。しかし、自分の側が一方的に裏切られていること、今後の生活のことも考慮して慰謝料の請求を決意。離婚に際してアドバイスを求められたので、当社は顧問の弁護士を紹介した。協議の結果、離婚手続きの一環として、夫と愛人の双方に慰謝料を請求する方針を決定。夫側も弁護士を立てたが、すでに詳細な調査が行われていることを考慮して、要求額(満額)の支払いに応じる形での和解となった。

※当事例のように、人探しから他の調査(素行調査、浮気調査など)に進展する例は多く、ケースバイケースで費用や期間も大きく異なる。