浮気の原因は相手にだけあるものではありません

私達の理念としては、不貞行為の「責任」は、完全に浮気をした側にあると考えております。
浮気されていた事を知った時の、あの絶望、恐怖すら感じるあの不安感、焦燥感、仕事も家事も何も手に付かないあの虚脱感、それらは全て浮気した側の責任です。
それだけは間違いありません。

しかし、浮気をされてしまった「原因」は必ずしも、浮気した相手(妻や夫)にだけあるのではありません。

夫婦関係とは、やはり他人同士の絆、信頼の問題です。
この絆が崩れ、夫婦どちらかが浮気をしてしまった場合、「その原因」はどちらにもあるのです。
「浮気された原因も責任も何から何まで全部相手のせい」という考え方では、私達は道を間違ってしまう事でしょう。

例えば、夫に浮気されてしまった奥様は、
夫を過度に束縛していませんでしたか?
夫の収入面に対して、夫のプライドを傷付ける様な発言を毎日していませんでしたか?
疲れているという理由で、性生活をおろそかにしていませんでしたか?

例えば、妻に浮気されてしまったご主人は、
妻の行動を過度に束縛していませんでしたか?
妻の日常生活上のミスや不手際をしつこく追及したりしていませんでしたか?
性生活において、自分の性的欲求を満たすためだけの一方的なセックスをしていませんでしたか?

この様に、不倫をされてしまった「原因」は、自分にもあるのです。
これが、責任と原因の違いです。

しかし、不倫の「責任」は、完全に不貞した側にしかありません。
この「原因と責任の関係」を私達は重要視しています。

不貞という不法行為を軽率にも行った責任は、不倫した側に徹底的に取らせなければなりません。
何もはばかる事はありません。
秘密裏に浮気調査を行い、揺るがぬ不貞行為の証拠を確保し、パートナーとその浮気相手に対して徹底的に慰謝料請求をして、誇り高く離婚宣言をして良いのです。

そしてその後、「原因」について考えましょう。
自分の何がいけなかったのか。
自分の何が、配偶者を不貞行為に走らせたのか。
全てが終わってからゆっくり考えましょう。

そうすれば、私達はさらに人間的に成長し、さらに魅力的になっておくはずだと、私達は考えております。