遊び?本気?本気度によって違う妻の浮気の対処法

妻の浮気の対処法が分からない…

妻に浮気をされた男性は,妻の浮気の対処云々を考える前に,『怒り』が先行してしまい,冷静な判断能力を失いがちです。

男性は女性に比して,縄張り意識が強く,妻を寝取られた=テリトリーを侵害されたと捉えますので,本能的に攻撃的になり,後先考えずに行動に移しがちです。

そして,怒りに任せて,証拠も確保していない状況で妻を問い詰めてしまうことにより,妻にしらを切りとおされ,立ち往生してしまう羽目になり兼ねません。

女性(妻)は,生活の安定を強く求める生き物ですので,浮気を認めてしまうと,夫から離婚を切り出され,安定した生活を失うことになり兼ねませんので,そう易々と浮気を認める事はありません。

浮気する妻はそれだけしたたかなのです。

その後の展開として,妻が反省して浮気をやめればまだましですが,逆に,ばれないように手口が巧妙化してしまうこともありますし,逆切れして家を飛び出し,浮気相手の男とくっついてしまうといった最悪のパターンも少なくないのです。

こうなってしまっては後の祭りです。

一度でも夫から不貞行為の事実を指摘されると,男性に比して警戒心の強い女性(妻)は尻尾を出さなくなり,不貞行為の証拠を確保することは困難を極めます。

浮気の証拠は,後々,妻やその浮気相手に慰謝料を請求する時のみならず,子供の親権を争う場面においても大きな効力を発揮します。

また,下記でご説明しますが,妻の浮気を許し,関係回復を図る場合にも,浮気の証拠は大きな役割を果たします。

ですので,妻の浮気の対処法として,まずは,妻の浮気の証拠を迅速に確保することを最優先事項とすべきです。

また,昨今,女性相談センターなどの公的相談機関が増加しており,女性の離婚問題等に関しては様々な準公的サポートがつくケースも多い現状で,男性が争いを有利に進めるためには事前の準備がものをいうこととなるのです。

それでは妻に浮気をされた場合の対処法を解説致します。

妻が浮気している可能性に気が付いたら,まずは,「妻は何の目的で浮気をしているのだろうか」という事を考えてみましょう。

いくつか思い当たる節があるはずです。 妻の浮気という問題を解決するには,それらの思い当たる節を総合的に判断して,「妻の浮気の目的」は何なのかという事を推測するのです。

妻の浮気の傾向としては以下の様なものが挙げられるでしょう。

1,軽い浮気症。一過性の浮気症。
妻は,夫以外の男性と肉体関係や恋愛関係を体験してみたかっただけで,夫や家庭を捨てる気は無い。 言い寄ってくる男性に容姿や性格を誉められて嬉しくなってしまい,浮気が不法行為だと知りながらも誘惑に負けてしまった。罪悪感が強いケース。

2,重い浮気症。慢性的な浮気症。
妻は,基本的に夫一人だけでは精神的に安心・満足できない。他の男性と簡単に恋愛関係や肉体関係を持ってしまい,一時的に反省はするものの,何度も同じことを繰り返す。 もしくは開き直ってしまい,反省の色は見えない。とりあえず家庭には帰ってくるが,浮気の為なら突然の無断外泊も辞さないタイプ。

3,本気
妻は,夫からの暴力や,悪意の遺棄,性格の不一致などから,もう夫との婚姻関係を継続できないと考えており,真剣に夫と別れて浮気相手と一緒になりたい,再婚したいと考えている。

貴方の妻の浮気を,以上の3つの類型にあてはめてみましょう。

INDEX

「軽い浮気症。一過性の浮気症」の場合の妻の浮気対処法

妻の浮気の対処法として,『取り敢えず許してあげる』といった手段もあります。

軽い浮気症の場合は,浮気が夫にばれてしまうと,妻は家庭に戻ってくる事が多いものです。

男性との関係も断ち切り,反省する様子が見られた場合,妻の心からの反省に対して許しを与えてあげられるなら,しっかりと夫婦間で話し合いをして復縁に向けて努力するのも選択肢の一つでしょう。

ただし,妻の浮気(不貞)を完全に許してしまうと,民法上の「不貞の宥恕(ゆうじょ)」と見なされてしまい,後日,何らかの事情で「やっぱり妻の浮気は許す事は出来ない!!妻と不貞相手に慰謝料請求したい!!」という事態に発展した場合,妻への離婚請求や慰謝料請求が認められない可能性が残ります。

ですから,「お前の浮気は絶対に許す事など出来ないが,お前がそこまで反省したと言うのなら様子を見てあげよう。それでやり直せるようならやり直そう」という様な言い回しをする事によって,「不貞の宥恕」と見なされる事への対策になり得るとされている様です。

当然,この時の話し合いは録音しておくべきです。

しかし,男性は朝から晩まで勤務先での激務に追われています。

その様な状況でも,妻が再び浮気をしてしまう可能性に対して不安感を抱く事なく,妻を信頼して,妻の浮気をすんなり許せるご主人は少ないと思います。

仕事をしている時も,昼休みの時も,心配で仕方が無いことでしょう。

ですから,「妻の浮気は許せない。浮気に軽い重いの程度の差なんて無い!!」という気持ちになってしまう男性も多いのが現実です。

そうすると,どうしても近い将来に「離婚」に発展してしまう可能性がありますので,不幸にも離婚となってしまった場合にでも確実に慰謝料請求を行い,妻と,特にその妻を寝取った男に対して,徹底的に社会的制裁を与えなければなりません。

その為には,妻が浮気をしている可能性に気が付いたら,浮気を問い詰めたりはせず,すぐに妻の浮気調査を行って,妻の浮気の証拠を確保しておくことが得策です。

結論としては, 「妻の浮気を許せる」なら,浮気調査は必要ないと思われます。

しかし「妻の浮気は許せない,もしくは話してみないとわからない」なら,話し合いをする前に浮気調査を実施するのが一番です。

「重い浮気症。慢性的な浮気症」の場合の妻の浮気対処法

この様な場合は,すぐに浮気調査を実施して下さい。 考える余裕などは一切ありません。

それはなぜかと言うと,「慢性的な浮気症の妻」という事は,極論すると,「男なら誰とでも浮気してしまう妻」という事だからです。

つまり,「いつ,その浮気相手に飽きて別の男に乗り換えるかわからない」という事なのです。

浮気調査を実施するタイミングを見誤れば,せっかくの浮気調査が空振りになってしまう可能性があります。

だからこそ,この様な場合はすぐに浮気調査を実施しなければなりません。

この場合,妻の浮気に対する対処法としては2段階の流れがあります。

1,浮気調査によって妻の浮気の証拠を確保して,妻と不貞相手に浮気の証拠をたたき付け,ショック療法的に浮気症の治療を図る。
※慢性的な妻の浮気はそう簡単には治りません。 妻の浮気症を治すにはもはやショック療法しか残されていないとも言えるかもしれません。

2,ショック療法を行っても妻が浮気を反省しない場合,その妻の浮気の証拠によって,妻よりも不貞相手に対して多額の慰謝料請求を行う。
※ショック療法すら効果が無かった場合,残念ですが浮気癖が治る可能性はほぼありません。 いつまでも浮気を繰り返すでしょう。

この問題を解決するには,妻に慰謝料請求をする事はもちろん,特に浮気相手の男性に断固たる態度で苛烈なる慰謝料請求を行うべきなのです。

男性の浮気は,「火遊び」が多いと言われています。 女性の浮気は「心」の浮気です。

妻に徹底的な慰謝料請求を行っても,妻の心はどんどん夫から離れてしまう事になるでしょう。

また,慰謝料の金額という事を考えると,専業主婦やパートタイマーの妻には十分な資力がありませんから,結局は慰謝料は安い金額になってしまう場合が多いのです。

ですから,妻よりも不貞相手の男に対して,徹底的な慰謝料請求を行うべきです。

例えば,不貞相手の男に500万円の慰謝料請求をするとどうでしょう? (実際500万円の慰謝料を獲得出来るかどうかはまた別の話です)

「男性の浮気は遊び」なのです。 遊びで浮気をしただけなのに,500万円も請求されてしまったら・・・?

きっと,貴方の妻を置いて逃げ出す事でしょう。

また,慰謝料の金額的な面を考えても,妻に慰謝料請求するよりも,不貞相手の男性に慰謝料請求をした方が効果的だと考えられます。

「本気」の場合の妻の浮気対処法

これはもう駄目です。 詳しくご説明する必要すらありません。

「私,浮気じゃなくて本気だから」という様な発言をする可能性がある場合は,離婚は避けられないと覚悟を決めるべきでしょう。

この場合には,妻の浮気を問い詰めたい気持ちをぐっとこらえて,「私,浮気じゃなくて本気だから」という発言をされる前に,とにかく秘密裏に浮気調査を実施しましょう。

浮気を問い詰めてしまうと,妻の警戒度合いも高くなってしまい,浮気調査の成功率も下がってしまいます。 一刻の猶予もありません。

「何も知らない夫」を演じつつ,プロに浮気調査依頼をする事に全力を注ぎましょう。

妻が言い逃れ出来ないくらいの浮気の証拠を確保して,さらに不貞相手の男性の自宅や氏名を判明させ,両者に対して徹底的に慰謝料請求を行い,必死必中,壮烈なる覚悟で社会的制裁を加え,胸を張って離婚へ突き進むべきです。