クレーマーによる嫌がらせ【嫌がらせ調査体験談】

職場で起こる様々な嫌がらせの原因は、羨望、恨み、妬みから生まれます。
意図的にしたわけではないけれど、結果的に恨みを買うことになり、嫌がらせを仕掛けられる。そんな経験をされた方々にご協力いただき、実際に受けた嫌がらせの数々をこのページではご紹介します。嫌がらせの悪質さをリアルに感じて頂き、決して他人事ではないということをご理解頂けますと幸いです。

クレーマーによる営業妨害に悩んでいます(33歳 販売員)

私は大型ショッピングモール内にある化粧品販売店に勤務しています。
休日や祝日には実に多くのお客様が来られ、目が回るような忙しさのなか対応に追われていますが、一人一人真摯に向き合って対応させて頂くよう心掛けています。

そんなある週末、3名様のご婦人方がご来店され店内の商品をみておられました。
中にはテスター(試供品)を試される方もおりました。テスターはお色味や使い心地を確かめて頂くためにも重要なのでお使い頂く分には問題はないのですが、その場でお化粧をし始められては他のお客様のご迷惑にもなりかねたいため、やんわりと注意させていただきました。

すると、ご婦人方の態度は急変。それまで大声で笑いながら様々なテスターを試されていたご婦人達はこの店はゆっくり商品を見ることもできないのかと、これまた大声で話始めました。
それこそ、通行中の他のお客様方にも聞こえるほどに。これ以上騒がれては店の営業妨害になりかねないと判断し、普段はお配りしていない試供品セットをお渡ししてその日はスムーズにお帰り頂くことができました。

それで済めばよかったのですが、味を占めたのか今度は毎週末に試供品セットをもらいに店に来るようになりました。普段はお渡ししていないメーカーからの試供品グッズなのでお渡しできません。そう告げると、またも店内には馬事罵倒の嵐に見舞われました。騒ぎを聞きつけた責任者が警備員を連れて店に来ると、騒ぐのをぴたりとやめて出ていきました。
けれど、近くに責任者や警備員がいないと時を狙いやってくるようになりました。
さすがにこう毎回来られてはお客様にもスタッフにも迷惑が掛かって仕方ありません。

一度警察に相談してみたものの、物的証拠もないため中々とりあってもらえません。
それなら証拠を集めようということになり、私たちは被害を加えられている決定的瞬間を捉えるべく探偵に依頼。店内外数か所にカメラを設置してもらいました。

また、探偵社の指示に従い接客に入る際には必ずボイスレコーダーを持ち歩き、スタッフ総出で証拠収集を始めました。これが上手く作用し、一日でも早く嫌がらせが落ち着くことを祈るばかりです。