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子供の家出の原因
子供の家出は、その多くが家庭生活や学校生活に起因しています。具体的には、親子間のトラブルや学校でのいじめなど、悩んだ末に家出という行動に走ってしまうケースが多いようですね。未成年者の家出は、かなりのリスクを伴います。原因に関わらず、とにかく早急に所在を確認することが求められる事案だといえるでしょう。息子さんや娘さんが行方不明になったら、まず身の安全を確保すること、これが基本的な考え方です。
しかし、家出に際しては親御さんに反発するお子さんも多く、メールや電話であっても、コンタクトを取ることは容易ではありません。中には強硬手段として(あるいは感情的に)、銀行口座や携帯電話を解約したりして、いわば生活物資・資金を断つような形で解決を図る方もいるようですが、こうした方法はおすすめできません。家出人を追い詰めたからといって必ずしも戻ってくるとは限らず、困窮のあまり犯罪行為(売春・窃盗など)に走る危険性もあります。携帯電話については、連絡を取るための窓口として、たとえ一方的な形ではあっても、連絡を取り続けようとする(メールを送るなど)姿勢が大切です。
早急に所在を確認するためには、やはり探偵や興信所に依頼することが望ましいといえます。行方不明になった経緯・理由がよく分からない場合には、事件の可能性も考慮して、警察への届出も忘れずに行いましょう。調査によって所在が確認された後には、家出の原因をしっかりと究明し、その問題を解消することが肝要です。根本的な問題を解決しない限り、未成年者の家では繰り返し行われる傾向があります。
娘の家出の原因
未成年者の家出は、思春期に差しかかった女性(娘さん)によるものが多くを占めています。家庭内のトラブルなど、ほんの些細な出来事でも家を出てしまうケースが少なくありません。短期の家出、いわゆる「プチ家出」が多いのも特徴で、2~3日程度の家出を頻繁に繰り返す場合もあります。こうしたケースでは、次第にご家族のほうでも行方不明の状態に「慣れて」しまい、「しばらく待てば戻るから」、「反抗期だから仕方ない」と、問題を野放しにしてしまう例もあるようです。
実はこうした状態が最も危険であり、犯罪被害に巻き込まれるリスクもきわめて高いのが実状です。特に性的な被害(売春行為を含む)を受ける未成年者の多くが、家出中の女性だといわれています。
家出の原因を把握し、その問題を解決するという作業は、まずは家族が話し合いの場を持つことから始まります。家庭生活が円満で、いじめなど目に見える形で問題が存在しない場合であっても、家出をする当事者は、心に深刻な悩みを抱えている可能性があります。
過去の事例を踏まえてアドバイスさせていただけるなら、こうしたケースについては、カウンセラーなど専門家が第三者の立場で介入することが望ましいようです。本来、探偵や興信所は人探しを担う専門職であり、調査後の対応は行いません。しかし、当社はあくまで問題の根本的な解決を目指し、所在確認後の対応についても、様々な形でアドバイス・支援させていただきます。まずはご相談ください。
息子の家出の原因
未成年者の家出を性差で分類すると、男性(息子さん)の場合は女性と比較して家出の状態が長く続く傾向があるようです。性的な被害に遭遇する可能性は低いものの(ゼロではありません)、問題が長期化する可能性が高いので、やはり早急な対応が求められます。女性が比較的近場で発見されるケースが多いのに対して、男性の場合は行動範囲がかなり遠方にまで及ぶ傾向があり、調査範囲も拡大します。相応の人員を割いて調査を行う必要がありますから、当社のように全国規模の調査が可能な探偵事務所・興信所にご相談ください。
娘さんの場合と同じく、息子さんの家出についても、その原因を十把一絡げに断定することはできません。家庭環境や学校での生活、あるいは当人の性格など、様々な要因が複雑に作用して家出に至る場合が多いのです。所在が確認できれば安全は確保されますが、根本的な問題が解決されているわけではありません。
しかし、自分を真剣に探してくれたこと、心配してくれたという事実そのものが、ときに息子さんや娘さんの心を打つこともあります。一番よくないのは、問題を放置し、家に戻ってくるまで何ら対策を講じないことです。「放任主義」と「無関心」は全く別のものであるということを覚えておかなくてはなりません。