夫や妻の家出の原因とは?

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配偶者の家出の原因

興信所や探偵事務所に寄せられるご依頼の一つに、配偶者(妻・夫)の行方調査があります。配偶者の失踪は、家庭生活に大きな支障をきたすものであり、早急な所在確認こそが問題解決の第一歩といえます。多重債務、職場の解雇、あるいは浮気など、配偶者が行方不明になる原因は様々です。中には何の前触れもなく失踪してしまうケース、子どもを残して姿を消してしまうケースなども報告されており、各事案において対処法も異なります。

配偶者が行方不明になると、残された家族は大きな混乱の中に残される形となります。親族による援助などが見込める場合はまだ良いのですが、孤立無援の状態に陥ると、経済的にも精神的にも、ほどなくしてかなりの窮状に直面してしまう例が多いようです。失踪案件につきましては、公的な援助に多くを期待することもできません。お悩みをご相談される形でも結構ですから、まずは当社にお問い合わせください。過去の事例を踏まえ、最大限サポートさせていただきます。

配偶者の失踪につきましては、所在調査の過程で浮気調査、素行調査などを並行して実施する場合もございます。失踪した理由によって調査方法が異なる可能性もあるので、ヒアリングの際にはできる限りのご協力(情報提供)をお願いいたします。例えば、浮気が原因であれば愛人の所在を、家庭内のトラブルが原因であれば実家の周辺を重点的に調査するなどして、より早期の所在確認が可能となります。

夫の家出の原因

一般家庭において、夫は経済の担い手として機能しています。失踪は即、日常生活に大きな支障をきたす例が多く、やはり早期の発見が重要です。夫が家出をする原因としては、リストラなどによる失職、浮気(不倫)、あるいは多重債務(借金苦)などが挙げられます。必ずしも家庭生活をないがしろにした結果として失踪するとは限らず、家族の行く末を悲観し(責任感のあまりに思い詰め)行方不明となる男性も多いようです。最悪の場合、自ら命を絶ってしまう危険性も考えられるため、家族が救いの手を差し伸べるという意味においても、早急な所在確認が求められます。

愛人の元に身を寄せているようなケースに関しては、行方調査と並行して浮気調査の実施が推奨されます。不貞行為(不倫)の具体的な証拠を確保することで、離婚に際して依頼者の立場を有利にすることができるためです。慰謝料、養育費(親権の問題)、あるいは財産分与に関わる懸案など、浮気調査によって法的な条件を整えていくことが大切です。必ずしも離婚問題が法的な争いに発展するとは限りませんが、あらかじめ依頼者にとって有利な状況を準備しておけば無用の争いを避けることができるでしょう。養育費や親権などの問題を考慮すると、お子さんの将来のためにも重要な調査だといえます。

事業の失敗や借金苦から失踪してしまった場合には、法的な支援・手続きを行なうことで、問題を根本的に解決できる可能性があります。ほとんど対応が不可能に思えても、各種の債務整理など、専門家の力を借りることで金銭的な援助・補助、あるいは救済措置を受けられるケースが少なくありません。

妻の家出の原因

妻の家出はその多くが家庭生活に起因するものだといわれています。夫婦関係の不和、あるいは不倫など、問題が深刻化することによって家を出てしまうケースが多いようです。妻が家出してしまった場合、その夫は外聞を気にして事実を秘匿しようとする傾向があります。過去の事例を見ると、配偶者のどちらか一方が失踪し、しかもその原因が夫婦の不和にある場合、関係を修復することは非常に困難といわざるをえません。しかし、中には所在確認の後に家庭環境が改善される例もあるので、必ずしも配偶者の失踪が夫婦生活の破綻を意味するとは限りません。

仮に離婚をする場合であっても、行方不明という形で夫婦関係を解消するのは法的な観点からおすすめできません。財産分与や親権など、離婚に際して解決すべき事項を放置していると、結果として妻や夫のいずれか一方が、極端に不利な立場に置かれる可能性もあります。気持の面で整理を付ける意味においても、お互いの気持を明らかにし、十分な話し合いのもとで関係を解消することが肝要です。

最近では、妻が夫に内緒で消費者金融から多額の借り入れを行い、返済苦から失踪してしまうケースが急増しています。中にはギャンブル依存症(パチスロなど)が問題の背景にある可能性もあるため、所在確認後の対応(治療)なども検討しなくてはなりません。