彼氏と彼女の浮気調査実例。依頼までの経緯から重要ポイントまで紹介

INDEX

彼の浮気調査事例

【彼の浮気調査を依頼するに至った経緯】

依頼者(女性)と調査対象者(彼氏)は大学で知り合い、交際を始めてから3年、同棲を始めてから約1年のカップル。結婚を前提に生活を共にしており、いずれも二十代(同年齢)で、結婚暦、子どもはなし。彼氏は接客業に従事し、依頼者はフリーターとして複数のアルバイトを掛け持ちしていた。共働きとはいえ、依頼者はフルタイムの仕事に就いているわけではないので、生活時間がすれ違うようなこともなかった。

しかし、ある時期から突然に、彼が頻繁に外泊するようになる。聞けば、仕事の都合で出張が多発しているらしいものの、あまりに留守がちなので依頼者は気を揉むようになった。ある日、残業で深夜に帰宅した彼を見ると、どこかで入浴したような形跡があった(髪のセットが解けて、わずかに石鹸の匂いがした)。依頼者は当初、風俗店に通っているのではないか、と疑ったが、家計は自身が管理していたので、支出の状態からその可能性は否定された。

次第に彼の浮気を疑うようになった依頼者は、秘密裏に彼の携帯電話をチェックし、その証拠を探した。メールや着信履歴などに怪しい点は見られなかったものの、ネット上の履歴に出会い系サイトを利用した形跡があった。浮気の可能性が濃厚になったため、依頼者はその証拠を確保すべく、当社への依頼を決心した。

【彼の浮気調査の内容】

調査を依頼された段階では、まだ浮気の事実が確定しているわけではなかったので、まず事実関係を把握することを目的とした。依頼者より「週末にかけて帰宅が遅れる、外泊が増える」という情報を寄せられていたため、調査は一週間のうち金曜日と土曜日の二日間に限定して実施。初週こそ怪しい行動は見られなかったが、二週目に女性とホテルへ入る現場の撮影に成功した。

さらに三週目にかけても継続して調査を行い、やはり女性とホテルへ出入りする現場を撮影した。相手が二週目の女性とは異なる人物であったために、調査対象者は出会い系サイトで知り合った不特定多数の女性と関係を持っている可能性が濃厚となった。

上記の調査内容を報告したところ、依頼者は彼氏と話し合いの場を持つことを決意。当初は浮気の事実を認めようとしなかった対象者も、証拠の写真を提示したところ、素直に浮気を認め、謝罪した。それぞれの両親、親族などにもお互いを紹介しており、事実上の婚約関係にあった二人は、その後、何とか関係の修復を図った。しかし、依頼者の不信の念は強く、数ヵ月後には別居状態に。

さらに数ヵ月後、完全に彼との関係を断ち切ることを決心した依頼者は、慰謝料の請求に向けて当方にサポートを依頼した。当社と連携し離婚問題などを扱う弁護士に問い合わせたところ、当ケースについては「結婚はしていなくても慰謝料を請求できる公算が高い」旨の回答を得て、法的な手続きに入った(この案件は現在も係争中だが、依頼者に有利な形で判決が出る可能性が高い)。

【彼の浮気調査 ここが重要ポイント!!】

今回のケースは、最近急増している「出会い系サイト」を介した浮気の調査事例です。ネット上で知り合った異性については、直接の接点がないだけに身元の特定が難しく、また、浮気相手が複数人存在する(遊び目的の出会い)である可能性も否定できません。加えて、当事例については、携帯電話の中に浮気を裏付けるような、具体的な証拠も見当たりませんでした。出会い系サイトの中には、サイト上でメールや通話をやり取りできるところもあって、その場合は携帯電話の中にメール・通話履歴などが残らないのです。

例えば、出会い系サイトで知り合った浮気相手の身元・所在を確認したいという場合、自力による調査はほぼ不可能です。出会い系サイトは匿名性の高さを売りにしていますから、たとえ彼の携帯電話が手元にあっても、個人の力で身元を特定することはできません。やはり、張り込みや尾行を行うなどして、地道にその足取りをたどる必要があるのです(もしくは当社のような専門企業に依頼すれば、電話番号やメールアドレスから身元が特定できる可能性もあります)。

今回の事例では、婚姻関係にない男性について、浮気を理由に慰謝料の請求を試みています。事実婚の関係にある場合や、婚約者については、たとえ法律上の夫婦でなくても、慰謝料の支払いが認められる場合があります。ただし、浮気の具体的な証拠、弁護士など専門家の助力が欠かせませんから、調査後のアフターサポートについても当社にお任せいただければと存じます。

彼女の浮気調査事例

【彼女の浮気調査を依頼するに至った経緯】

依頼者と対象者(彼女)は友人の紹介で交際を始めておよそ半年。お互いにそろそ結婚を考え始めた年齢(20代後半)なので、ごく真面目な気持で付き合っていた。依頼者は某大手のIT企業に勤めており、彼女は看護師として市内の病院に勤務。残業の多い依頼者と、勤務時間の不規則な彼女との生活は、しばしばすれ違うこともあった。

加えて、依頼者は嫉妬深い性格であったため、彼女の周辺に何らかの形で男性の影を察すると、(彼女との関係を疑い)しつこく話を聞きだそうとするのが常であった。彼女の携帯電話(メールや着信履歴)をチェックするのも習慣化しており、自分でも偏執的な性格は自覚していた。ただ、日常生活に支障をきたすレベルでは束縛をしようとしなかったので、半年間の交際はごく順調に経過した。

しかし、ある日依頼者が当直中の彼女(の職場)に連絡を入れたところ、担当者からすでに帰宅した旨を伝えられ、不信の念を抱いた(当初の予定では翌日に帰宅するはずであった)。数時間後、帰宅した彼女に話を聞くと「勤務時間のシフトが変更された」、「いままで友人と食事に行っていた」という返事があった。しかし、以前にも何度か似たような「勤務時間の変更」、「急な外出」などがあったことを思い出した依頼者は、事実関係を明らかにするため、当社へ浮気調査を依頼した。

【彼女の浮気調査の内容】

ヒアリングの段階で詳細に話を聞いたものの、当社の判断では浮気調査の必要性が十分ではないと思われた。依頼者の協力のもと、対象者の携帯電話をチェックするなどしたが、浮気の証拠は見つけられなかった。当社としては、依頼者にもう少し経過を観察するように推奨したが、「どうしても調べて欲しい」旨を伝えられたので、素行調査を開始することとなった。

調査員2名が尾行を行い、勤務時間外の行動をチェック。並行して、彼女の交友関係の洗い出しも行った。しかし、調査開始から2週間が開始しても具体的な証拠を得ることはできず、中間報告として「浮気をしている可能性は低い」ということを依頼者に伝えた。その際、依頼者と彼女の関係が次第に悪化していること、依頼者の追及に対象者は嫌気が差しているらしい、という現状を知らせられた。

依頼者が疑心暗鬼の状態に陥っていると判断した当社は、対象者との関係修復を促すべく、調査の打ち切りを提案。依頼者に対しては男女関係に関する総合的なアドバイスを行うこととし、さらにはカウンセラーを紹介した。また、当案件については浮気の事実がなかったことも考慮して、調査費用の一部(3割)を依頼者に返金した。

2ヵ月後、依頼者が当社を訪れ、彼女との信頼関係が回復したこと、やはり浮気の事実はなかった、ということを告げられた。聞けば、依頼当時の彼は仕事の関係からかなりのストレスを抱えており、つい彼女に依存してしまう状態にあったという。現在は心身ともに健康な状態を取り戻し、ごく平穏な日々を送っているらしかった。彼は最後に、担当スタッフの対応に感謝の言葉を述べ、当社を後にした。

【彼女の浮気調査 ここが重要ポイント!!】

今回の事例は、浮気の事実が認められなかったケースです。些細なことから浮気を疑うようになり、十分な確信がないまま当社にご相談を寄せる方は少なくありません。もちろん、実際に浮気が判明する場合も多いのですが、当事例のように依頼者の思い違い、誤解である場合も少なくありません。特に、以前に一度浮気に関するトラブルを経験されている方は、つい過敏に反応してしまう傾向があるようです。

もちろん、依頼者から要望がある限りにおいて、当社が調査を拒否するようなことはございません。しかしながら、調査の進展や総合的な状況から判断して、浮気をしている可能性が低いと考えられる場合には、調査の打ち切りを提案させて頂くこともございます。依頼者の経済的な負担を考慮したうえでの方針ですので、何卒ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

当ケースに限らず、浮気調査に際しては人間関係の悩み、恋愛に関するアドバイスなどを求められることも少なくありません。本来、興信所や探偵は各種の調査を専門に行うのが本業ですが、かといって無味乾燥な対応に終始するのも問題だと考えています。恋人同士、あるいは夫婦間のトラブルなど、当社が過去の経験からアドバイスできる事案もございます。事務的な連絡、情報提供にとどまらず、不安な点などございましたらお気軽にご相談ください。